最近ハノイ市内でフードコートのように飲食スペースをシェアする共存型の屋台や路面店が増加している。飲食店としては、ビジネスを互いにサポートし合い共に売り上げを伸ばしながら、客の満足度を向上させることができる。利用者としては、目当ての店が満員の際に隣の店でドリンクを飲みながら待つことができたり、食べ物の好みが異なる人と食事に行った際にそれぞれが食べたい料理を別々の店から注文したりできる利点がある。
これはベトナムで昔から言われている「商いをするには切磋琢磨、協力できる友人が必要」という理にかなった商売の方法であり、実際屋台や路面店に多くの利益をもたらしている。共存型の屋台や路面店はホーチミン市にもあり、特に高校や大学の付近に集中している。なかには飲食スペースは一切用意せず、テイクアウト販売専門店として参加する店もある。
便利なような一方で、この形態に不満を感じる人も少なくない。ある女性TikTokerは、ハノイ市の路上にある馴染みのブンチャー店に行ったが混雑しており、共同の飲食スペースに座って待つことに。すると他店の店主に飲み物を買うか聞かれた。飲み物はいらないと答えた彼女に対し店主は、注文しないなら外に出るよう求めた。この女性の投稿をきっかけに「どの席がどの店のものなのか見分けがつかない」「間違った場所に座ってしまい、嫌な思いをした」などの共存型の屋台や路面店に対する不満が次々と表面化している。店側と利用者の共通理解を促す策が求められる。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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