日本料理店事情


年々高まりを見せるベトナムでの日本食人気。それに伴い、日本食レストランの数も急増。その数はハノイとホーチミンで計1,000軒超とも言われています。店舗が増え、多種多様になった日本食事情を紹介します。

◯専門店が充実

日本食店がまだ数少なかったころは、専門店よりも寿司から天ぷら、カレーライスまで「百貨店」のように一通り食べられるお店がほとんどでした。しかし、その後日本食店が増えるにつれ、「寿司店」や「串揚げ」、「もつ鍋」、「ラーメン店」など、ひとつのジャンルに特化した専門店が増加してきました。
 
近年、日本の大手飲食チェーンの出店も相次いでおり、食事について不自由さを感じることはあまりないでしょう。

ローカル寿司が人気

ここ数年で目に見えて増えているのが、屋台形式の寿司店。屋台の開放的な雰囲気での飲食を好むホーチミンで特に増加しており、口コミで人気が広がり拡張を重ねた末、「オープンエアの路上レストラン」とでもいうような規模のものまであります。日本食レストランで修行を積んでから独立しているケースが多く、ベトナム人の味覚に合わせたアレンジメニューも並びます。ローカル寿司店の客単価は、おおよそ10万VND〜です。

◯ランチが5万VNDの格安店も

日本食店の増加に伴い、さまざまな価格帯で楽しめるようになり、ランチセットが5万VND程度というお手頃価格のお店も出てきました。その一方で、1回の食事が200万VNDほどする超高級店もあるので、場面に合わせて幅広く使い分けができます。目安としては、中心部の日本食レストランで昼食が約12万VND〜20万VND程度、夕食が30万VND〜50万VND程度です。

○抹茶スイーツが根強い人気

世界各地でも人気の抹茶味スイーツですが、ベトナムでも同様、若者を中心にその人気が高まりを見せています。抹茶スイーツの専門店もあり、甘い抹茶ドリンクや抹茶ソフト、抹茶ケーキなど、いろいろな抹茶スイーツがそろっています。

◯およそ半数がベトナム人経営の店

日本食レストランとはいえ、全体の数でみると実はその約半数がベトナム人の経営とみられています。たとえ日本人経営の店であっても、お客の大半は現地人というところが多く、そういったお店では客層を考慮し、ひと工夫。たとえば寿司であれば、通常のわさび醤油に加え、ヌクマム(魚醤)や赤唐辛子を添えるなど、ベトナム人の味覚に合わせて用意するなどしています。

独資での参入可能
日本からベトナムへ、海外進出を検討している飲食業者向けの話になるが、ベトナムでは2015年1月、WTO公約に基づいた規制緩和で、外資単独での外食産業参入が可能となりました。これまでの規制内では、ベトナム人名義または地場企業との合弁会社を設立するか、FC(フランチャイズ)形態で参入するケースが多かったが、この規制緩和により、外資100%での参入が、海外進出の際の有力な選択肢となりました。

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