和の空間で、うどんと炭火焼きが旨いといったら「えびす」。日本人監修のもと、銀座仕込みの味とサービスを提供し続けている。
オリジナル商品として日本で作った出汁や醤油を使用することで、味と品質も徹底管理。本格的な和の空間で、本格うどん・焼鳥・寿司・刺身などの豊富なメニューが楽しめるのが嬉しい。
今日は、店主の氏家氏に、えびすの誕生秘話と大切にしている想いについて伺った。
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店主プロフィール
父親が日本でうどん屋を約6店舗展開している影響もあり、今から日本食を始めるならベトナムがチャンス!ということで、2011年にベトナムにお店を立ち上げるため、25歳頃に渡越。
現在、ホーチミン市の1区マクディンチーで1号店と、2区の2号店で日本食店を展開している。
えびすが愛される理由とは

-味について、こだわっている点を教えてください。
まず、日本で食べる味を再現したいと思っています。よく現地の方の好みに合わせて味を変えるお店もありますが、僕は一切やりません。
お客さんを呼ぶために、そういった工夫をするかどうか、迷う方もいるかもしれませんが。
日本で食べている、親しみのある味にこだわっているので、結果的に国籍問わず、多くの方がお店のファンになってくれていると考えています。



今のえびすができるまで
-10年前のベトナムはコンビニも無かったそうですが、特に苦労した点は?
10年前は、全然ものがない状態。品質も悪いし、とにかく自分の足で食材を探し回るところからスタートしました。市場で価格をチェックして、毎日きちんと食材が入るかどうかも確認したりして。もちろん、今でも市場で仕入れをしています。
また、ベトナム人と働くということも大変でしたね。今のベトナムの若者は、インターネットも使えるし、外国人と働くのも慣れているけど、当時は癖が強い人が多かったんです。
生活習慣ものんびりしていて、休憩がないと駄目だし、文化の違いで喧嘩もたくさんしました。

そこからコミュニケーションを深めていって、少しずつ理解し合っていきました。「いらっしゃいませ」から始めて、日本の仕事のやり方も徐々に覚えてもらい、今でも数名はその当時から働いてくれてますね。
-お客さんの層はどのように変わっていったのでしょうか?
今はファミリー層が約半分を占めますが、最初の3年くらいは日本人男性が8〜9割でしたね。単身赴任している方が多く、よく飲みに来てくれましたよ。

その後、2014年頃にイオンモールに出店しました。そこのお客さんは、99.5%がベトナム人だったんです。このとき初めて、ベトナム人相手をメインに商売をするというチャレンジをしました。

-イオン進出も新たなチャレンジですね。ここでも苦労したことはありますか?
苦労はありすぎて数えきれないですね。多いときで1日250〜450個も料理が出るのに、6畳もないスペースで作業する大変さを、今でもよく覚えています(苦笑)。
その後、イオン店は2018年1月に閉めることになりましたが、その年の6月に新たにレタントンでオープンしたのが、系列点の「餃子の力」でした。

今や国籍問わず人気になっている、レタントンの路地の角にある餃子のお店ですが、店長の横山も当時はえびすで働いてました。
その後、2016年にえびす2号店をオープン。その理由は、2018年に地下鉄ができる予定だったから(笑)
2号店では、日本の美味しい寿司とうどんというコンセプトを掲げ、スタートしました。

1号店ではお店の原点である、うどんと焼き鳥しか提供していませんでした。1号店でも寿司を扱い始めたのは、徐々にベトナム人のお客様が増えてきて、リクエストが多かったからです。

寿司に関しては、中途半端なものは出したくないので、クオリティを高めることに集中しました。仕入れもそうだし、こだわったのは、刺し身の切り方、握り方、ご飯の味、鮮度を保つといった「技術クオリティ」でした。
やはり日本食=寿司・刺し身のイメージが強いので、そのニーズに答える形で、えびす1号店にも寿司を展開することに。これが、2017〜2018年頃ですかね。
こういった経緯があって、今の「寿司×焼き鳥×うどん=えびす」という形態になりました。


こだわりの味を提供する、和の空間

-内装のこだわりはどういったところにありますか?
1号店は、20年前の日本の居酒屋のイメージです。飯食って、飲んで、ビールみたいな。個室が充実していて、2名から50名規模の大宴会まで幅広く対応しています。
1階と2階で雰囲気を変えており、また席も広めに作っているので、ゆったりできるのが特徴です。

-飲み会以外でも、利用される方は多いですか?
1人でご飯だけ利用する方も多いですね。他にはサラリーマン4人で個室利用や、子供を含めたファミリー層も多いです。
子供はうどんとか焼き鳥はやっぱり好きですから、特にファミリー層には受けがいいですね。えびすは結構好かれていると思います。僕は好かれないですけど(苦笑)

うどん、焼き鳥、寿司、そして個室にピンときたら「えびす」へGO!

最後に、読者の皆様へ一言お願いします
2020年も変わらず、日本の味をベトナムで楽しんで頂く、というところにこだわって、店舗展開をしていきたいと思います。
うどん、焼き鳥、寿司、そして個室。このどれかにピンと来たら、ぜひ一度えびすをご利用してみてください!
氏家さん、本日はどうもありがとうございました。

焼き鳥とうどんの業態から日本食店をはじめ、今では、老若男女に愛され続けているえびす。
今なお日本人駐在員やそのご家族の方から人気を集めている理由について、垣間見ることができたような気がします。
えびす1区は、レタントンからタクシーで5分圏内の場所にあり、個室も充実しています。
仲間や会社のみんなと飲み会や食事に行く際は、「ザ・日本食」のえびすをぜひ、利用してみてはいかがでしょうか。
渾身のねぎまとつくね 3.8万VND
讃岐煮干しのじゃこ天 9.8万VND

デリバリーの詳細はこちら
対応時間 | 11:00−14:30 / 16:30−21:00 |
オススメ |
◎うどん各種 ◎焼き鳥各種 38,000₫〜 ◎寿司・刺身 32,000₫〜 |
注文方法 | Webサイト Nowサイト LINE@ 電話問い合わせ:0764432078(氏家) GRAB,BAEMIN |
宴会情報
予算目安(1人) |
昼 14万VND 夜 35万VND |
最低人数 | 3人~から |
コース価格 | 30万VND〜 |
飲み放題 | 30万VND(1.5時間) |
席数 |
テーブル:76席 カウンター:11席 個室:(4〜6席)6室 / (8〜10席)4室 |
お店の特徴 | #静か #一人で気兼ねなく #少人数 #大宴会 #二次会 #接待 #女子会 #お子様も一緒に #宅配 |
店舗基本情報
うどんと炭火焼き えびす 1号店
住所 | 35 Bis, Mac Dinh Chi St., Dist.1 |
電話番号 | 0764 432 078(J) |
営業時間 |
昼 11:30−14:30 夜 17:00−23:00 (土日 11:30−22:30) |
定休日 | なし |
カード | 可 |
/ebisuHCMC/ | |
Web | http://ebisu-vn.com/ |
うどんと炭火焼き えびす 2号店
住所 | 66 Song Hanh St., Dist. 2 |
電話番号 | 0975 325 577 |
営業時間 |
昼 11:00-14:00 夜 17:00-22:00 (土日 11:00-22:00) |
定休日 | なし |
カード | 可 |
/ebisuHCMC/ | |
Web | http://ebisu-vn.com |