双日グループ、日東ベストと共同で日配惣菜製造や畜肉加工事業に参入

総合商社の「双日」(東京都千代田区、佐藤洋二社長)と「双日食料」(東京都港区、神岡譲社長)は2月28日、業務用冷凍食品メーカーの「日東ベスト」(山形県寒河江市、大沼一彦社長)と共同で、ベトナムに「ジャパン・ベスト・フーズ」(Japan Best Foods Co., Ltd.=JBF)を設立し、日配惣菜の製造販売と畜肉原料の加工製造販売事業を3月から開始すると発表した。

JBFは、ベトナムで最新鋭のオートメーションシステムを導入した日配惣菜製造・畜肉加工工場を双日グループが運営するロンドウック工業団地内に建設し、日配惣菜製品を現地小売業者向けに、また畜肉加工品を現地小売業者と外食店向けに販売する。まずはイオングループのミニストップベトナム向けに日配惣菜の製造販売から取り組みを開始し、続いて総合スーパーを展開するイオンベトナムや小型スーパーマーケットチェーンのイオンシティマートなどの現地小売業者向けに日配惣菜および畜肉加工品の製造販売を行う。事業拡大を進めることで、10年後を目途に売上高30~40億円を目指す。

双日グループは、この事業を通じて、原料調達や営業支援に留まらず、双日の子会社で現地大手食品卸事業会社「フン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング」で各小売業者や外食店向けの販売活動を支援し、また、同じく双日グループ会社の4温度帯物流事業会社「ニューランド・ベトナム・ジャパン」の高機能物流インフラを活用することで、従来から双日グループが構築してきた食のバリューチェーンとのシナジーを活かした事業展開を行う。さらに、ベトナムにおける消費者の生活の質の向上に向けて複合的な検討をイオングループと実施してゆく。

また日東ベストは、今回の日配惣菜製造・畜肉加工に続き、将来的には調理冷凍食品製造も視野に入れて、食の多様化が進みつつあるベトナムのニーズに対応していく。ベトナムでは近年、経済成長による消費者の購買力向上に伴い、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった近代的な小売業態の発展が進む一方、日配惣菜製造業における技術革新は遅れており、小売業態を含む食品関連市場のさらなる発展に向けた整備が急がれている。

双日グループは、日東ベストとともにこの事業を通じてベトナムの食品市場に先進的な商品とサービスを提供していくことで市場拡大と発展に寄与すると同時に、ベトナムの顧客満足度向上に貢献していきたいとしている。

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