成長するベトナム工業界 直接投資を呼び込み 展示会で世界とベトナムを結ぶ

2016年に10周年を迎えた「Reed Tradex Co., Ltd.」は、タイとベトナムを中心に工業分野の展示会を企画する会社だ。アジア地域の中でも特に注目が集まり、海外からの直接投資が活発なベトナム工業界の発展の可能性と、同社が果たす役割について「Reed Tradex Co., Ltd.」Project ManagerのKasinee Phantteeranurak氏に話を伺った。

海外投資家の熱い視線を集めるベトナム工業界
近年ベトナムは、アジア地域において魅力的な投資先として注目を集めている。2016年の「World Investment Report」によると、アジア地域の海外直接投資先として、中国、インドに続き第3位のポジションにつけている。加えて、以前は軽工業中心だった業種に変化が見られ、近年では重工業、不動産、旅行業などへの多様化が見られる。工業分野においては、海外からの直接投資によって生産品目がスマートフォンやタブレットなど、より付加価値が高いものへと変化してきている。ベトナム政府も投資家とウィンウィンの関係を築き、広くアジア地域や世界経済に貢献していきたいとの考えを「Thanh Nien News」に発表しており、海外の投資家にとって今がまさにチャンスだ。

チャンスをつかむためにベトナム工業界がすべきこと
2015年1月から9月の間に、461の案件で171億5,000万USDの海外直接投資を呼び込んだベトナムは、日本や韓国の大手ハイテク企業からも、魅力ある新たな投資先として認知度を高めている。現在、多くのベトナムの製品は後方技術によるものだが、今後は海外投資家のサプライチェーンの要望を満たすべく、挑戦していかなくてはならない。その一環としてベトナム政府は、2020年までにベトナム国内で22万7,000台の自動車生産と、部品や付加価値の高いパーツを世界の自動車市場向けに供給できるようになることを目標に掲げている。しかしながら、AFTAでは2018年からアセアン域内の自動車輸入関税撤廃が予定されており、ベトナムの自動車産業においては品質と価格、両方の面で競争力をつけなければならない。マーケットという面から見ると、ベトナムの自動車所有率は約1%と、まだまだ低い水準だ。言い換えれば、国内の自動車マーケットは大きな可能性を秘めているということだ。国内の自動車関連メーカーは、独自のプランで国内マーケットを制することができる競争力を身につけることが求められている。

技術革新のスピードに対応
ベトナム工業界は、組み立てなどの下請けの仕事から、総合的な製造業へと変化してきており、2020年までに毎年15~20%の技術改革を目ざしている。これは機械や技術だけでなく、マネージメントシステムや人材という面にも当てはまり、このことはベトナムの競争力強化にもつながっていく。技術革新のスピードが求められる現代では、世界は「大きいものが小さいものを飲み込む」のではなく「速いものが、遅いものを飲み込む」時代へと変化してきている。同社はこれからも「One Platform, One Station」を合言葉に、工業界のさまざまな要望にワンストップで的確に応えられる展示会を通し、広く国内外の投資家と業者やサプライヤーの新たな関係構築に寄与していく。

(文/森沢・写真/)

■企業情報
社名:Reed Tradex Co., Ltd.
電話:今回いただいた資料に情報なしのため237号と同様
住所:今回いただいた資料に情報なしのため237号と同様

〈事業内容〉今回いただいた資料に情報なしのため237号と同様
〈設立年〉今回いただいた資料に情報なしのため237号と同様
〈代表者名〉今回いただいた資料に情報なしのため237号と同様

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