信頼されるサービスを継続的に提供し顧客と共に成長する企業

 産業廃棄物処理を行う「野原ICTベトナム有限会社」は静岡県に本社を置く「野原株式会社」のベトナム法人だ。2012年の設立からハノイとその周辺の日系企業との取引を中心に業務を拡大している。正確さと迅速さを備えたきめ細かいサービスで顧客から絶大な信頼を得ている同社の取り組みについて「野原株式会社」代表取締役社長・野原氏、「野原ICTベトナム有限会社」General Director・藤沼氏に話を伺った。

常に信頼される取引を行う
 設立から5年目を迎えて「野原ICTベトナム有限会社」は、約40数社の顧客との取引実績を重ねるまでに成長し、今なお少しずつ業容を拡大している。その陰には、ローカルの同業他社にはまねのできない日系ならではの、きめ細かいサービスの徹底がある。例えば、「廃棄物はお客さまの大切な財産である」という認識を常に持ち、正確な計量に務める、回収後の廃棄物置き場を整理整頓するなど、丁寧な仕事ぶりが顧客に評価され、成長につながってきたのでは、と野原氏、藤沼氏は語る。社会情勢に伴い、ベトナムに進出する日系の製造業が増えてきたことや、既存の取引先の生産量が増えたことによる廃棄物の増加も成長を後押しする要因となっている。

産業廃棄物処理をワンストップで対応
 同社では、これまでメインで行ってきたスクラップの回収だけでなく、すでにライセンスを取得している産業廃棄物処理業務を伸ばしていきたいと考えている。産業廃棄物処理を行うことで、顧客の要望にワンストップで応えられる企業を目指す。会社の立ち上げ時から取引をすることで、顧客社内で行わなければならない廃棄物に関する行政への届け出をサポートしたり、工場のレイアウトやラインに合わせたスクラップ処理のアイデア、ノウハウを提案するなど、カスタマイズしたサービスを提供することができる。情報漏えいに気を遣う、機密事項を伴う情報機器の処理も、日本でのノウハウを生かして対応していきたいとの展望をもつ。今後もそうした強みを生かし、顧客企業と共に成長していける企業でありたいというのが同社の方針だ

日本で研修を積んだベトナム人が中核に
 現在、日本本社で約一年の経験を積んだベトナム人マネージャー数名が現場で活躍している。サービス水準を維持するために、人材育成にも力を入れており、不定期で日本からマネージメント層の社員を呼び、ベトナム人スタッフの現場指導に当たっている。今後も顧客満足度を向上させることで、常に求められる存在でありたいし、取引した顧客がほかの顧客に紹介したくなるような企業であり続けたいと語る野原氏と藤沼氏の真摯な姿に、「野原ICTベトナム有限会社」のさらなる発展を感じた。

(文/森沢・写真/武内)

■企業情報 
社名:野原ITCベトナム有限会社 NOHARA-ITC VIETNAM CO.,LTD
電話:0321-3788-139
住所:Xa Trung Trac St., Huyen Van Lam Dist., Tinh Hung Yen Prov.
URL:www.noharakk.com(日本)
〈事業内容〉鉄・非鉄全般のスクラップ回収、加工、販売および産業廃棄物全般の回収
〈設立年〉2012年
〈代表者名〉General Director 藤沼啓司

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