ホーチミン・ハノイの街の不満 交通渋滞と大気汚染で高まる不快度

 ベトナムの都市部は急激な変化を遂げています。一方で、生活をする上での不満も積み重なっています。今回は、ホーチミン・ハノイの在住者に対して自分の住んでいる街の不満についてたずねてみました。
 生活の中で一番の不満は交通渋滞です。公共の交通網が発達していないベトナムでは大多数の人がバイクで通勤通学をしています。自動車の増加などもあり、交通渋滞の状況悪化については日々実感しており不満につながっています。それに続くのが大気汚染で、特にハノイでは空気がどんよりとしており、視界を遮られることも日常的です。外出の際のマスクの着用はベトナム人の間では当たり前のことになっています。
 治安や人の悪さについて不満事項として挙げる人は比較的少ない印象です。携帯を盗まれた、タクシーでボラれたなどの話には事欠きませんが、他の国と比べると日常で危険を感じるようなことも少なく、安心して生活できるのはベトナムの長所と言えます。
 上記のような背景もあり、「自分の街が好き」と回答するベトナム人が7割を超えるのに対して「自分の街に住むことを他人に薦めたい」とまで考える人は半数以下にとどまります。好きだけど、改善点も多く見られるのは発展途上国の特徴ではないでしょうか。

18歳〜39歳のホーチミン・ハノイ在住のベトナム人女性500名への調査(2017年10月実施)

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