ベトナム大学生の住居環境 共同生活による少ないプライバシー

 衣・食・住の中で、ベトナム人と日本の学生を比較してみたときに、大きく異なるのが「住」ではないでしょうか。基本的に地方出身者は寮やルームメイトと一緒の共同生活を送っており、プライベートの時間が少ない生活を送っています。寮でもルームシェアリングでも月々の家賃は数千円程度と非常に廉価です。
 例えばルームシェアリングなどでも、個人の部屋があるわけではなく、布団を並べて敷くと個人スペースはほとんどないため、家にいるときはゴロゴロしながらスマホをいじっていたり音楽を聴いたりしています。エアコンのある家はほとんどなく、部屋には人数分の扇風機があるのが通常です。スペースが限られるので大きな家具などは置けないため、壁などをうまく利用して洋服の収納などをしています。
 大きく日本と異なる点が水周りです。簡素な洗面所が、浴室・トイレ・洗濯場の用途で利用されます。特に学生の場合、費用抑制のために洗濯は手洗いという人たちも多くいます。初めてベトナム家庭を訪問すると驚く方が多いのですが、一方でたくましさも感じます。
 このような環境でも、WIFIは当たり前に利用されています。テレビなどはない場合がほとんどで、ソーシャルメディアや「Youtube」などが学生のエンターテインメントの中心となっています。

(2017年9月調査実施。ホーチミン・ハノイ1000名対象)

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